演劇をやってみたいけど、一人じゃできないし、周りに興味のある人もいない…。中学生・高校生から、よく相談される悩みです。活動が盛んな演劇部がある学校は、そう多くないものです。また演劇部があっても、自分のやりたいものとは全然方向性が違う、ということもあると思います。
今の日本において、演劇をやる場というのは正直多くありません。学校の部活でやるか、プロの劇団に入団するか、あるいは地元の市民劇団などで活動するか…。それぞれに一長一短があります。
学校の部活に入る。
学校に演劇部がありますか? だったらそれが一番の近道です! 同じ学校の仲間達と創作を行えるのは、練習をしやすく、気楽でもあり、かけがえのない友人を得られることと思います。ただ、部活という形式上、上演する内容やレベルは学校によって大きく異なります。自分の学校の演劇部がどんなことをやっているのか、事前に上演されているものを観る機会があれば、観ておくに越したことはないでしょう。
プロの劇団に入る。
間違いなく、一番しっかりとした環境で演劇に打ち込めます。様々な年代の人たちと作品を作る経験は、学校では得られないものです。何よりも、あなたが関心を持った“演劇”というものに一番近いものを体験できるでしょう。しかし、必ず受け入れてもらえるとは限りませんし、劇団によってはそれなりの金額の授業料などを納める必要があるかもしれません。本当に充実した環境で演劇を行えるのか…これも慎重な検討が必要です。
市民劇団に入る。
市民劇団というのは、普段は普通にお仕事をされている社会人や学生さんなどで構成される劇団です。大体、どこかの地域を拠点に、近隣の方が集まって活動しています。団員は常時募集していることが多く、必要な費用も安価です。演劇を始めてみたい人には、気軽な環境といえるでしょう。ただ、きちんと活動している団体の数は多くありませんし、同世代の人は少ないかもしれません。良い環境かどうか、きちんと見極める必要があります。
演劇は楽しいもの。無理は禁物!
演劇というのは、とても密なコミュニケーションを必要とします。合わない人間と創作を続けるのは、とても心身を疲労させるものです。もし、あなたがどこかで演劇を始めて、なんだかちょっと辛いな…と思ったら、すぐにそこを離れることをお勧めします。でも他に活動する場所もないし…と思って長居をして、辛い思いをした人をたくさん知っています。
演劇は、正しくやれば、とても楽しいものです。人とのつながりを強く感じ、かけがえのない経験をたくさんできるでしょう。ところが中には「苦しい思いを乗り越えないと良いものは創れない」と考える人もいます。断言しますが、それは完全に間違いです。
創作というものは、人に喜びを与えるものです。喜びのないところに、良い創作は生まれません。あなたが演劇を始めてみたいと思っているなら、どうかそのことを忘れないでください。演劇をやる環境は、一つではありません。苦しみながら続ける必要はないのです。正しい創作の喜びを感じさせてくれる場を見つけてください。
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